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インプラントの術前・術後の注意点


近年、インプラント治療は一般的に行われる治療となりましたが、外科処置をともなう大変なものです。

そのため術前・術後において、注意しなければならない点が多くあります。

どのような点に注意する必要があるのでしょうか。

インプラント手術における注意点について解説します。


■インプラント術前の注意点


◎全身疾患がある方


全身疾患がある方はお薬を控える必要があるケースが考えられます。

糖尿病(※)の治療薬や、ステロイド系の薬、血液をサラサラにする薬、骨粗しょう症の薬などは注意が必要です。

その他にも気をつけるべき症状や薬がある場合も考えられるため、全身疾患のある方は事前に歯科医師に相談しましょう。


(※)糖尿病の患者様はインプラント治療ができないケースもあります。


◎控えるもの


インプラント手術を行う際は、事前に禁酒や禁煙をするのが望ましいといえます。

アルコールを多く飲まれる方、ヘビースモーカーの方は特に注意が必要となります。

特にたばこは傷の治りを遅くしてしまうため、術前2週間前には禁煙しておく必要があります。

また、インプラントを長持ちさせるためには、術後も禁煙するのがベストです。


◎体調について


前日に睡眠不足であったり、体調不良であったりする場合はインプラント手術を控えた方が良いこともあります。

きちんと睡眠をとり、体調を整えておきましょう。


■インプラント埋入直後~1週間


◎麻酔が切れるまで飲食禁止


インプラント埋入手術の際は麻酔を行います。

そのため麻酔が切れるまで2~3時間は飲食を禁止しましょう。

麻酔が効いていると口腔内の感覚がないため、強く噛んでも気づかず大きな怪我をしてしまう可能性があります。


◎患部に触らないように


手で患部に触れたり、舌で触ったりするのはやめましょう。

細菌感染を起こしたり、傷がふさがりにくくなったりする可能性があります。

また、強くうがいをする、何度もうがいをするなども控える必要があります。


◎腫れは3日がピーク


インプラント埋入後は腫れが出ることがあります。

腫れは3日後がピークで徐々に治まってきます。

また、腫れるだけでなく、あざができてしまうケースもあります。

あざも1週間後をめどにきれいになっていくでしょう。

次の日にお仕事を休みにしなければならないなどの決まりはありませんが、大事をとってお休みを取る方が多いです。


◎1週間は激しい運動など行わない


術後1週間は激しい運動は禁止です。

また熱いお風呂も、血行が良くなり傷の治りを遅くしてしまうため、控えた方が良いでしょう。

1週間程度はシャワーで済ますようにしてください。


■食事と歯磨きについて


◎食事は柔らかいものを


食事はなるべく柔らかいものを食べ、1週間程度は埋入部位と反対側の歯で噛むようにしましょう。

また、味が濃いもの、辛いもの、熱いものなども1週間程度控えた方が良いでしょう。


◎柔らかいブラシで磨く


インプラント埋入後2週間程度(抜糸前)は、直接手術部位をブラッシングしないようにしてください。

1週間経った後は、手術部位周囲を柔らかい歯ブラシで磨き、優しく汚れを取り除きましょう。

また、インプラントは清掃がきちんとできているかどうかで寿命が決まるといっても過言ではありません。

傷が治った後も含め、きちんと清掃を行うようにしましょう。


◎薬は飲みきる


埋入手術後は抗生物質と痛み止めをお出しします。

お出しした抗生物質は必ず飲みきってください。

痛み止めは痛い時だけ服用すれば大丈夫ですが、痛みがひどくなりそうなら早めに飲んでも問題ありません。


【注意点を守って安心・安全なインプラント治療を】


インプラント治療は術前・術後ともに注意が必要な治療です。

歯槽骨を削るため、外科処置の中でも負担の大きい治療といえるでしょう。

安心・安全に治療を受けられるように、注意点をよく守り、負担を軽減しましょう。


その他、気になることがありましたら歯科医師へご相談ください。

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