インプラント治療後はいつから歯みがきしていいの?|松山市の歯医者|カネコデンタルオフィス【公式】

松山市駅から徒歩6分
駐車場・提携駐車場あり

ブログ BLOG

インプラント治療後はいつから歯みがきしていいの?


インプラント治療を受けたあとは、いつから普段通りに歯を磨いていいのか、どのようにケアすればいいのか不安に感じる方も多いでしょう。


特にインプラントを埋入した後、上部構造を装着した後など、それぞれのタイミングによって歯みがきの方法は異なります。


この記事では、インプラント治療後の時期ごとの歯みがきのポイントについて詳しく解説します。


■インプラント手術当日の歯みがきはどうする?


◎手術した部位はブラッシングしない

インプラント手術を受けた当日は、手術部位には歯ブラシを直接当てないようにしましょう。

傷口を刺激することで出血や腫れの原因になります。

出血を防ぐためにも、強くぶくぶくとうがいをすることも避けてください。


◎手術部位以外はやさしく磨いてもOK

手術していない他の部位については、いつも通りにやさしく歯みがきしてもかまいません。

ただし、手術部位を避けて丁寧にケアすることが大切です。


■インプラント術後2日〜3日目の歯みがきのポイント


◎患部周囲は優しく磨く

翌日から歯みがきは再開できますが、まだ傷口が安定していない時期のため、インプラントを入れた部位の周囲は優しく磨いてください。

この時期も強いうがいは避け、優しく水を含んで軽くゆすぐ程度にとどめましょう。


■術後10日程度が経過したら


◎抜糸した後は徐々に普通の歯みがきに戻す

抜糸は通常1週間程度で行われます。

そして、インプラント手術から10日ほど経過すると、傷口の治癒が進み、少しずつ通常の歯みがきを再開できるようになります。


ただし、完全に回復したわけではないため、まずは軟らかめの歯ブラシを使って優しく磨くことが基本です。


◎基本的に歯科医師の指示をあおぐ

治癒の進み具合には個人差があります。

そのため、大丈夫だろうと自己判断せず、歯科医師から歯みがきの指示をもらうことが大切です。


とくに縫合を行っていた場合は抜糸後の状態に注意が必要で、患部の状態を見て歯みがき再開のタイミングを教えてもらえることが多いです。


■上部構造(人工歯)を装着したあとの歯みがき


◎普通の歯みがきが可能になる目安

上部構造が装着される頃には、インプラントと骨の結合が進み、治療部位が安定してきます。

一般的には、術後2ヶ月〜3ヶ月程度でこの段階に進むことが多く、歯科医師の確認を受けて問題がなければ、通常の歯みがきが可能になります。


◎インプラント周囲はとくに丁寧に

インプラントは人工歯のためむし歯にはなりませんが、インプラント周囲炎という歯周病に似たトラブルのリスクがあります。


そのため、上部構造が入ったあとは、毎日の歯みがきを怠らず、歯と歯肉の境目や、インプラント周囲を特に丁寧に清掃しましょう。

毎日きちんと磨くことが、インプラントを長く快適に使い続けるためのポイントです。


■歯科医院での定期的なメンテナンスも大切


◎セルフケアだけでなくプロケアも

インプラントを長持ちさせるには、自宅での歯みがきに加えて、歯科医院での定期検診も重要です。

プロによるクリーニングを受けることで、インプラント周囲炎を予防し、健康な状態を保ちやすくなります。


◎3ヶ月に1回の通院が理想

インプラント後は、術後の経過確認も含めて、3ヶ月に1回程度の定期検診に通いましょう。

担当の歯科医師の指導に従い、無理なく続けられるスケジュールを組んでいきましょう。


【抜歯後から徐々に普通の歯磨きに戻すイメージで】


インプラント治療後の歯みがきは、段階ごとにケア方法が変わります。

手術当日は患部を触らず、日数が経つにつれて少しずつケア範囲を広げていき、最終的には通常の歯みがきに戻ることができます。


ただし、ケアを怠るとインプラント周囲炎のリスクや、インプラントの寿命の短縮につながります。丁寧なケアと定期的な通院によって、できるだけ長く使えるように心がけましょう。

カネコデンタルオフィス
歯科医師
⇒院長の経歴はこちら